Postfixadminな環境でパイプ渡し

色々調べた結果、とりあえずvirtualはそのままではパイプ渡しが出来ないらしい。
下記ページにvirtual_alias_mapsとalias_mapsの違いがまとめられており非常に分かりやすかったです。
http://d.hatena.ne.jp/NetPenguin/20090101

パイプ渡しのやり方ですが、以下のやり方で出来ました。
ただ、もっとスマートなやり方などがあると思います。

例えば、hoge@example.comでメールを受け取った時にプログラムをキックしたい場合

・/etc/postfix/main.cf
#ローカル配送にする。
local_transport = local

#特定のアドレスだけローカル配送にする（コマンドを渡すため)
transport_maps = hash:/etc/postfix/transport



























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・/etc/postfix/transport
#無理やりローカル配送にする
hoge@example.com   local




























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・/etc/aliases
hoge: "|test.php"
ユーザー名: 特定のプログラム



























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postmap /etc/postfix/transport
postalias /etc/aliases
/etc/init.d/postfix reload

で完了。

hoge@example.comにメールを送るとtest.phpが起動されます。
ちなみに、postfixadminでhoge@example.comを作っておかないとUser unknownエラーが出ます。

ここで問題になってくるのが複数のドメインで同じユーザー名で別々のプログラムを動かしたい場合、
/etc/aliasesで1ユーザーしか定義できないのが問題になってきます。
対策としては、hash:virtualマップを使うという手があります。
例えば、hoge@example.comはtest.phpをhoge@hoge.comはtest2.phpを起動したい場合を記載します。

・/etc/postfix/main.cf
#mysqlでのマップ読み込みの前に、hashでvirtual.dbを読みにいく。
virtual_alias_maps = hash:/etc/postfix/virtual,
                     mysql:/etc/postfix/mysql_virtual_alias_maps.cf



























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・/etc/postfix/virtual
hoge@example.com     hoge+example.com
hoge@hoge.com        hoge+hoge.com



























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・/etc/postfix/transport
hoge+example.com     local
hoge+hoge.com        local



























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・/etc/aliases
hoge+example.com: "|test.php"
hoge+hoge.com:    "|test2.php"



























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postmap /etc/postfix/virtual
postmap /etc/postfix/transport
postalias /etc/aliases
/etc/init.d/postfix reload

こんな感じですが、動かなかったら/var/log/maillogを見つつエラーを回避しながらカスタマイズすれば通るようにはなると思います。